国際音楽祭ヤング・プラハは1992年、世界の若手音楽家の育成と若者の国際交流をテーマにスタートしました。第1回音楽祭以来、32カ国から才能豊かな若者達がクラシック音楽が息づく街プラハやチェコ各地に集い、音楽の祭典を繰り広げてきました。
日本からは今まで89名のソリストがヤング・プラハの舞台を踏み、彼等はその体験をバネに世界の檜舞台で活躍しています。また合唱団やオーケストラで参加した800名を超える日本の若者達も、それぞれの人生の1ページに忘れがたいプラハの思い出を綴っています。
音楽祭は数々の困難を乗り越え、日本企業を中心としたスポンサーの温かいご支援、日本・チェコ両国の実行委員の献身的な活動、関係者のご協力により、1年も途切れることなく続いてきました。 2011年には日本とチェコの文化交流に果たした役割を大として日本国から外務大臣表彰を賜る光栄に浴しました。 現在ではユニークな音楽祭として、また日本・チェコ最大の民間ボランティア活動として高い評価をいただいています。
次代を担う世界の若者達が、すばらしいアーティストとして、また心豊かな人間として成長して行くことを願い、これからも魅力ある舞台を提供して行きたいと考えております。