ご挨拶 前日本実行委員会代表 - 中島良史 -
ヤング・プラハ創立20年を迎えるにあたり、この非営利の音楽祭を温かく支え続け育んで下さった日本・チェコ両国の実行委員会、数多くの支援団体、団体、個人そして公的機関のすべての皆様に深く感謝申し上げます。
1992年、世界の若手音楽家の育成と若者の国際交流をテーマに日本・チェコの民間活動としてスタート、以来度重なる経済不況やチェコ大洪水の危機を乗り越えて、1年も途切れることなく続けてまいりました。20年間、世界35カ国からの合唱、オーケストラを合わせ延べ1200名以上の参加者がありました。彼らにとってプラハでの日々が人生のほんのひとコマであったとしても、全ての音楽家の憧れの地での貴重な音楽体験は、世界的な演奏家を目指す若者の原動力となり、参加者の心に刻まれた忘れえぬ感動は、いつしか彼らの人生の糧になっていることと確信します。
このヤング・プラハの発展を天国から見守って下さった、L.コステツキー先生にご報告し感謝申し上げます。先生は1995年より2003年に急逝されるまで、最晩年の人生の全てをヤング・プラハに捧げて下さいました。世界各国の若者たちは先生の温かい愛情溢れるあの笑顔を一生忘れることはありません。
深くご冥福をお祈りします。記念すべき20年を通過点としてこれからも変ることなく時代を担う若者に夢を与え、心豊かな人間への成長のために寄与し続けてまいります。
また現地プラハの実行委員会総裁のヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク氏が去る7月に逝去され、追悼といたします。ご存知のように氏はドヴォジャークの曾孫で作曲家ヨゼフ・スークの孫で享年81歳でした。
1992年、世界の若手音楽家の育成と若者の国際交流をテーマに日本・チェコの民間活動としてスタート、以来度重なる経済不況やチェコ大洪水の危機を乗り越えて、1年も途切れることなく続けてまいりました。20年間、世界35カ国からの合唱、オーケストラを合わせ延べ1200名以上の参加者がありました。彼らにとってプラハでの日々が人生のほんのひとコマであったとしても、全ての音楽家の憧れの地での貴重な音楽体験は、世界的な演奏家を目指す若者の原動力となり、参加者の心に刻まれた忘れえぬ感動は、いつしか彼らの人生の糧になっていることと確信します。
このヤング・プラハの発展を天国から見守って下さった、L.コステツキー先生にご報告し感謝申し上げます。先生は1995年より2003年に急逝されるまで、最晩年の人生の全てをヤング・プラハに捧げて下さいました。世界各国の若者たちは先生の温かい愛情溢れるあの笑顔を一生忘れることはありません。
深くご冥福をお祈りします。記念すべき20年を通過点としてこれからも変ることなく時代を担う若者に夢を与え、心豊かな人間への成長のために寄与し続けてまいります。
また現地プラハの実行委員会総裁のヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク氏が去る7月に逝去され、追悼といたします。ご存知のように氏はドヴォジャークの曾孫で作曲家ヨゼフ・スークの孫で享年81歳でした。
概要
- 開催期間
- 2011/08/27~2011/09/15
- 主 催
- 国際音楽祭ヤング・プラハ実行委員会(日本実行委員会・チェコ実行委員会)
- 後 援
- 日本チェコ友好協会、チェコ日本協会、在日チェコ共和国大使館、在チェコ日本大使館、プラハ日本人会
- 協 賛
- 日本・チェコ協賛企業各社、プラハ国立アカデミー、ハンガリーセンター他
出演者
参加国
日本、チェコ、ハンガリー、イタリア、スイス、アメリカ、ポーランド
コンサート日程
- 08/27(土)
- スルブスカー・カメニツェ(聖ヴァーツラフ教会)
- 08/29(日)
- プラハ(ブジェフノフ)
- 08/31(水)
- プラハ(ストラホフ修道院)
【特別演奏会】東京ヤング・プラハ祝祭合唱団 - 09/03(土)
- プラハ(ドヴォジャークホール)
【オープニングコンサート】 - 09/04(日)
- プラハ(レデブール庭園)
- 09/05(月)
- テプリツェ(教会)
- 09/06(火)
- プラハ(ワルトシュタイン宮殿)
- 09/06(火)
- (日本人学校)
- 09/07(水)
- バドシャンダウ(独)聖ヨハネス教会
- 09/08(木)
- プラハ(ブラックスワン)
【ジャズコンサート】 - 09/10(土)
- ルチャニィ村(マリア教会)
【故L.コステツキー教授を偲ぶ】 - 09/11(日)
- リトミシュル(リトミシュル城バロック劇場)
- 09/11(日)
- プラハ(レデブール庭園)
- 09/11(日)
- ラコヴニーク(ラバスギャラリー)
- 09/12(月)
- プラハ(ブジェフノフ)
- 09/13(火)
- ヘプ(修道院図書館)
- 09/15(木)
- プラハ(ドヴォジャークホール)
【ファイナルコンサート】
出演者プロフィール
宮田 大 (チェロ)
1986年宇都宮市に生まれる。弦楽器指導者の両親のもと、3歳よりチェロを始める。9歳から出場するすべてのコンクールに第1位入賞を果たし、2009年、4年に一度開催され、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われる第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初の優勝という快挙を成し遂げる。さらに2010年第20回出光音楽賞を受賞。第35回江副育英会奨学生。 栃木県での受賞歴も華やかで、芸術関係の賞はもちろんのこと、文化部門では初めての栃木県知事特別賞を受賞、栃木大使に任命される。 桐朋学園音楽部門特待生を受け、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009ジュネーブ音楽院でカルテットをガボール・タカーチ=ナジ氏に2年間師事し卒業する。これまでにチェロを宮田豊、倉田澄子の各氏に、室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、フェルメールカルテットのリチャード・ヤングの各氏に師事する。現在はクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソン氏に師事している。「桐朋学園音楽部門創立50周年記念演奏会」において小澤征爾指揮で協奏曲を演奏した後、サイトウ・キネン室内楽勉強会、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト、サイトウキネンオーケストラに積極的に参加する。 国内外でソロ活動や協奏曲、室内楽にも取り組み、リン・ハレル、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメットや、日本を代表する演奏家、オーケストラと共演する。2010年よりヨーロッパの数々の音楽祭に招かれ、高い評価を受けている。NHKをはじめテレビ、FMラジオへの出演も多く、現在最も注目を集めているチェリストである。在ドイツ。
橋本 杏奈 (クラリネット)
1989年6月生まれ。生後6ヶ月より英国ロンドン在住。4歳でピアノを、8歳でクラリネットを始め、9歳よりロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックのジュニア部で学び、クラリネットをチャールズ・ハインに師事する。在学中数々の賞が授与される。??日本においては、2003年「第3回ヤング・クラリネッテイスト・コンクール」ジュニアB部門(18歳以下)にて優勝と同時に3つの副賞すべてを獲得、翌2004年には「第6回日本クラリネット・コンクール」に最年少(中学3年生)で入選し「パルテノン多摩賞」を授与される。2005年日本で初めて開催された国際クラリネット・フェストに独奏者として招かれ、タルティーニのコンチェルティーノ及びマイケル・ドハティーの新作コンチェルト「ブルックリン・ブリッジ」を演奏する。この日本初演の「ブルックリン・ブリッジ」(井上道義指揮)はFM東京の「ミュージック・バード」で放送され、国内外の音楽誌で絶賛される。モーツァルト生誕250周年には、ジャパンチェンバーオーケストラ、イギリス室内管弦楽団を含む5つのオーケストラとモーツァルトの協奏曲を演奏する。??英国内では12歳の頃より各地の音楽協会でリサイタルを行う他、14歳でウィグモア・ホールに初登場、同ホールではその後幾度も室内楽及びソロ演奏を行う。又カドガン・ホールに於いてアレクサンドラ王女御臨席のチャリティー・コンサートやバッキンガム宮殿での室内楽演奏の他、パリの英国大使館でのモナコ皇女キャロライン・ハフナーを迎えてのガラコンサートに招かれる等多彩な活動を行うとともに、独奏者としても数多くのオーケストラと、モーツァルトやウェーバー、ロッシーニ、シュポア、フランセ、アーノルド、フィンジ等を共演する。2004年、弱冠15歳でイギリス室内管弦楽団のバービカン公演に於いてのコンチェルト・デビュー以来、同オーケストラとは度々共演を重ね、2009年にはブリストルに於けるヴァレンタインデー・コンサートの独奏者として招かれている。2008年3月金聖響指揮の九州交響楽団とウェーバーの協奏曲を共演、6月には東京文化会館に於いてUKジャパン08の公式イベントとしてリサイタルを開催した。又12月17日には『紀尾井ニューアーティスト・シリーズ』の初めてのクラリネット奏者としてリサイタルを行うことになっている。 パーセル・スクール在学中には、中等部、高等部両方のコンチェルト・コンクールで1位を獲得、現在全額スカラシップを得てロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックに在学し、名手マイケル・コリンズの唯一の弟子として研鑽を重ねている。使用楽器は、ピーター・イートン・インターナショナル。
黒川 侑 (ヴァイオリン)
ヤング・プラハ2007に出演。’01年全日本学生音楽コンクール小学校の部全国大会1位。’03年クロスター・シェンタール国際ヴァイオリンコンクール15才以下の部2位、最優秀バッハ賞受賞。’06年第75回日本音楽コンクール第1位、聴衆賞を受賞し、リサイタル、オーケストラとの協演など多くの演奏会に出演。’10年11月にリリースされたCD「京都市交響楽団定期演奏会 名曲ライブシリーズ」にソリストとして参加。現在ブリュッセル王立音楽院にて研鑽を積む。 工藤千博・漆原啓子・P.ヴェルニコフ・堀米ゆず子の各氏に師事。
中村 洋乃理 (ヴィオラ)
9歳よりヴァイオリンを始め、17歳でヴィオラに転向する。
愛知県立芸術大学を経て東京芸術大学大学院修士課程修了。
文化庁主催Incheon and Arts 2005に参加し、日韓の若い音楽家によるオーケストラ特別演奏会の日本、韓国でのオーケストラ公演に首席奏者として参加。 プレールカルテットのメンバーとして、第43回JTが育てるアンサンブルシリ-ズ(プロデューサー:岩崎洸氏)に出演。第8回日本演奏家コンクール最高位(1位なし2位)受賞。これまでに、倉敷ジュニアオーケストラ、倉敷アカデミーアンサンブル、松戸シティフィルハ-モニー管弦楽団等と共演。ヴィオラを江島幹雄、百武由紀、川崎和憲の各氏に、室内楽を天野武子、服部芳子、V・マリーニン、山口祐之、花崎薫、迫昭嘉、百武由紀の各氏に師事。 現在、東京フィルハーモニー交響楽団ヴィオラ・フォアシュピーラー。プレールカルテット ヴィオラ奏者。
1986年宇都宮市に生まれる。弦楽器指導者の両親のもと、3歳よりチェロを始める。9歳から出場するすべてのコンクールに第1位入賞を果たし、2009年、4年に一度開催され、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われる第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初の優勝という快挙を成し遂げる。さらに2010年第20回出光音楽賞を受賞。第35回江副育英会奨学生。 栃木県での受賞歴も華やかで、芸術関係の賞はもちろんのこと、文化部門では初めての栃木県知事特別賞を受賞、栃木大使に任命される。 桐朋学園音楽部門特待生を受け、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009ジュネーブ音楽院でカルテットをガボール・タカーチ=ナジ氏に2年間師事し卒業する。これまでにチェロを宮田豊、倉田澄子の各氏に、室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、フェルメールカルテットのリチャード・ヤングの各氏に師事する。現在はクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソン氏に師事している。「桐朋学園音楽部門創立50周年記念演奏会」において小澤征爾指揮で協奏曲を演奏した後、サイトウ・キネン室内楽勉強会、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト、サイトウキネンオーケストラに積極的に参加する。 国内外でソロ活動や協奏曲、室内楽にも取り組み、リン・ハレル、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメットや、日本を代表する演奏家、オーケストラと共演する。2010年よりヨーロッパの数々の音楽祭に招かれ、高い評価を受けている。NHKをはじめテレビ、FMラジオへの出演も多く、現在最も注目を集めているチェリストである。在ドイツ。
橋本 杏奈 (クラリネット)
1989年6月生まれ。生後6ヶ月より英国ロンドン在住。4歳でピアノを、8歳でクラリネットを始め、9歳よりロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックのジュニア部で学び、クラリネットをチャールズ・ハインに師事する。在学中数々の賞が授与される。??日本においては、2003年「第3回ヤング・クラリネッテイスト・コンクール」ジュニアB部門(18歳以下)にて優勝と同時に3つの副賞すべてを獲得、翌2004年には「第6回日本クラリネット・コンクール」に最年少(中学3年生)で入選し「パルテノン多摩賞」を授与される。2005年日本で初めて開催された国際クラリネット・フェストに独奏者として招かれ、タルティーニのコンチェルティーノ及びマイケル・ドハティーの新作コンチェルト「ブルックリン・ブリッジ」を演奏する。この日本初演の「ブルックリン・ブリッジ」(井上道義指揮)はFM東京の「ミュージック・バード」で放送され、国内外の音楽誌で絶賛される。モーツァルト生誕250周年には、ジャパンチェンバーオーケストラ、イギリス室内管弦楽団を含む5つのオーケストラとモーツァルトの協奏曲を演奏する。??英国内では12歳の頃より各地の音楽協会でリサイタルを行う他、14歳でウィグモア・ホールに初登場、同ホールではその後幾度も室内楽及びソロ演奏を行う。又カドガン・ホールに於いてアレクサンドラ王女御臨席のチャリティー・コンサートやバッキンガム宮殿での室内楽演奏の他、パリの英国大使館でのモナコ皇女キャロライン・ハフナーを迎えてのガラコンサートに招かれる等多彩な活動を行うとともに、独奏者としても数多くのオーケストラと、モーツァルトやウェーバー、ロッシーニ、シュポア、フランセ、アーノルド、フィンジ等を共演する。2004年、弱冠15歳でイギリス室内管弦楽団のバービカン公演に於いてのコンチェルト・デビュー以来、同オーケストラとは度々共演を重ね、2009年にはブリストルに於けるヴァレンタインデー・コンサートの独奏者として招かれている。2008年3月金聖響指揮の九州交響楽団とウェーバーの協奏曲を共演、6月には東京文化会館に於いてUKジャパン08の公式イベントとしてリサイタルを開催した。又12月17日には『紀尾井ニューアーティスト・シリーズ』の初めてのクラリネット奏者としてリサイタルを行うことになっている。 パーセル・スクール在学中には、中等部、高等部両方のコンチェルト・コンクールで1位を獲得、現在全額スカラシップを得てロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックに在学し、名手マイケル・コリンズの唯一の弟子として研鑽を重ねている。使用楽器は、ピーター・イートン・インターナショナル。
黒川 侑 (ヴァイオリン)
ヤング・プラハ2007に出演。’01年全日本学生音楽コンクール小学校の部全国大会1位。’03年クロスター・シェンタール国際ヴァイオリンコンクール15才以下の部2位、最優秀バッハ賞受賞。’06年第75回日本音楽コンクール第1位、聴衆賞を受賞し、リサイタル、オーケストラとの協演など多くの演奏会に出演。’10年11月にリリースされたCD「京都市交響楽団定期演奏会 名曲ライブシリーズ」にソリストとして参加。現在ブリュッセル王立音楽院にて研鑽を積む。 工藤千博・漆原啓子・P.ヴェルニコフ・堀米ゆず子の各氏に師事。
中村 洋乃理 (ヴィオラ)
9歳よりヴァイオリンを始め、17歳でヴィオラに転向する。
愛知県立芸術大学を経て東京芸術大学大学院修士課程修了。
文化庁主催Incheon and Arts 2005に参加し、日韓の若い音楽家によるオーケストラ特別演奏会の日本、韓国でのオーケストラ公演に首席奏者として参加。 プレールカルテットのメンバーとして、第43回JTが育てるアンサンブルシリ-ズ(プロデューサー:岩崎洸氏)に出演。第8回日本演奏家コンクール最高位(1位なし2位)受賞。これまでに、倉敷ジュニアオーケストラ、倉敷アカデミーアンサンブル、松戸シティフィルハ-モニー管弦楽団等と共演。ヴィオラを江島幹雄、百武由紀、川崎和憲の各氏に、室内楽を天野武子、服部芳子、V・マリーニン、山口祐之、花崎薫、迫昭嘉、百武由紀の各氏に師事。 現在、東京フィルハーモニー交響楽団ヴィオラ・フォアシュピーラー。プレールカルテット ヴィオラ奏者。
現地から
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